国立故宮博物院・忠烈祠今回の台湾旅行で最も私が行きたかったのは国立故宮博物院です。 世界4大博物館のひとつといわれる台湾の故宮博物院。共産党との内戦に敗れた国民党が台湾に逃れるとき持ち出した故宮博物院のお宝は、約70万点。それらの収蔵品のうち、6000点を常設展示しています。 (写真は撮ってはいけないことになっているので、購入した本からです。) いちばん有名なのは翠玉白菜なのではないでしょうか。 原石の自然な形と色合いを生かして形成された「量材就質」の最高傑作です。 白から緑へと変化する珍貴な玉鉱を白菜に見立てています。 キリギリスとイナゴも見えるでしょうか。 本物は意外に小さく感じられましたが、ため息の出るような美しさにうっとりしてしまいした。 もしかしたら、この故宮博物院で最も技術的に素晴らしいのはこの象牙の球かもしれません。 よく見ると象牙の玉の表面にあいた穴から彫刻が何重にもなっているのです。 親子何代かに渡っての作品とのことでした。 すごいですね~。 これはなんと、オリーブの種に彫刻したものです。 その大きさは、長さ3.4センチ、幅、2.1センチ、高さ1.6センチと極小です。 船の中にはそれぞれ表情の違う8人の人物が乗り、扉は開閉可能で、柱や棚にまで模様が施されています。 ルーペで見たのですが、それでも繊細で見事なものでした。 これまたすごい、おいしそうな豚の角煮ですが実は天然石なのです。 豚皮の毛穴から、とろりと煮込まれた脂ののった艶、柔らかそうな肉質部分は本当に食べたくなっちゃうほどです。 他にも紹介しきれないくらい素晴らしい作品がいっぱいでした。 このあと、地下に下りてお土産を買いに行きました。 たくさん買った中の2点だけ写真にUPしてみました。 可愛いグッズがいっぱいあって、なかなか離れたくなかったのですがとにかく短い旅なので、次へ向かいます。 タクシーの乗って忠烈祠へと急ぎました。 【忠烈祠】 忠烈祠には辛亥革命や抗日戦争などで、殉じた志士や国軍の将兵など33万にのぼる英霊を祭っています。 英霊を守る衛兵は毎時00分に交代式を行います。 一糸乱れぬ衛兵は機械のような正確さで銃剣をまわし行進する様はすごい。 衛兵は陸空海軍から選び抜かれたエリート、隊長を先頭にした5名の衛兵の息はぴったりです。 人間業とは思えないくらいの動きです。 ここの衛兵を務めるには身長180センチ以上で細身、頭が小さく容姿端麗なのが条件、さらに兵役のなかから選抜されたエリート、ここに立つことの厳しさは並大抵ではないらしいのだ。 それにしても、終わったあともすごい人形のように一ミリもうごかないのだ。 私には一分も我慢できる業ではない。 それが一時間以上も。 本当に衛兵さんの精神力ってものすごいものですね。 一緒に写真撮影をさせてもらって次の目的地、台湾民主公園へ行くためにチェンタン駅へ向かいました。 ジャンル別一覧
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